子供の心を育てるには、短期間の就学前準備ではなくゆっくりと成長を見守る事が大事

「歩育の勧め」とはよく聞くが、具体的にはどの様な事柄なのか

世界の中でも識字率が高い日本ですが、最近の未就学児は5歳6歳でひらがなを全て読み書きできる事も珍しくないそうです。更に、ひらがなのみならず就学前には「数字も100まで数えられる」中には「時計が読める」「キッチリと挨拶もできる」「足し算もできる」子供までいるそうです。
確かにこの位の準備を整えておけば親は安心でしょう。子供が学校でついて行けない、他の友達に笑われでもしたら可哀そうと云う親心があるでしょうし、しかも最近は不登校や苛めも大変な問題となっていますから、万が一我が子がそんな事態に陥ったら困ると云う強迫観念もついて回りますね。
ですが5歳6歳の子供が、急に学校と云う未知の世界へ放り込まれるのですから、最初はグズッて学校へ行きたがらない子もいるでしょうし、学校へ行くと考えただけでお腹が痛くなる子もいます。起きて不思議ではない拒否反応ですね。
だからといって子供が困らない様にと全てを先回りしてお膳立てしてあげられるのは最初だけ。親は子供に付いて学校へは行けません。親がお膳立てできない突発事態が起きたら対処するのは現場に居る子供だけです。
親なら誰しも子供が困らない様にと考えるのは当然の事ですが、ここは長いスパンで子供の成長を見る事にしませんか?
事実、現在、人の為になる成果や結果を出して世界から認められるノーベル賞を受賞している人々や日本を物作り大国に押し上げた人々は、お膳立てなしに育てられ一から自分で考える力を養ってきた、チョッと時代遅れとされる教育を受けて来た方々ですので。
まずは豊かで自由な発想を持つ折れないしなやかな心を育てる為の、学習ではない幼児教育を考えてみませんか。
勿論、現代教育の実情から鑑みて何も教えないと云う事ではなく、ここでは2歳3歳の頃から、ゆっくりゆっくりと就学に向けて心を育てながら現代の就学に必要な事柄も自然と身に付ける、と云う方法を考えて行きたいと思います。